【倉敷腰痛センター】人間のエネルギー消費
こんにちは。
【産後専門】倉敷腰痛センターの福田です。
今回は人間のエネルギー消費のお話です。
人間には大きく2種類のエネルギーの消費の仕方が存在します。
1つは主に脂質(アブラ)を燃やしてエネルギーを消費する脂質燃焼型(ファットバーニング)と、主に糖質を分解してブドウ糖をエネルギー源にして消費する糖質燃焼型(シュガーバーニング)という2つの方法が存在します。
それぞれに特徴、利点と欠点があるのですが、現代の人間は糖質燃焼型(シュガーバーニング)のエネルギータンクの使用に偏り過ぎている傾向にあります。
そもそも、人類400万年の歴史の中で、炭水化物=糖質をたくさん摂取できるようになったのはわずか1万年ほど前のことです。日本で穀物を栽培するようになったのはわずか3000年前のことなので、人類の歴史からいうと、ごくごく最近のことになります。
それ以前の私たちの祖先の食事は、主に狩りで獲れた肉や魚、貝類といったたんぱく質が主で、糖質の摂取は果物程度しかありませんでした。
また、いつでも食事をすることは出来ず、肉や魚のたんぱく質を食べられる時にできるだけたくさん食べて体脂肪に変えて蓄え、獲物が獲れなかったときはその体脂肪を少しずつ取り出して、エネルギーに変えて生き延びてきました。
399万年間は、この脂質燃焼型のシステムをメインに使ってきた為、人間の身体は脂質燃焼型のシステムを使うのに合わせて作られています。
しかし、現代では食べ物も豊富にあり、いつでも食事を取れる時代になっていることと、米やパン、麺類などが主食となり、糖質をいつでも取ることが出来るため、糖質燃焼型のシステムをメインに使って生きています。
ここで、それぞれの特徴を確認していきましょう。
この表のような特徴があります。
糖質燃焼型はエネルギー源としてはブドウ糖(グルコース)をエネルギーとして使用します。
利点としては、エネルギーに変換する過程が簡単なため、摂取したらすぐに使えるということです。
次に欠点ですが、一番大きな欠点は糖質が体内に入るため、血糖値の上下が激しく、エネルギーとインスリンの値が安定せず、身体にとって負担が大きいということが挙げられます。
また、蓄えられる容量が少ないため、多量に摂取して余った分は体脂肪として蓄えられます。
そして、先ほども述べたように399万年間は脂質を燃やして生きてきたので、身体や臓器にとって慣れ親しんだシステムとはいえないため、あまり好きではないということになります。
脂質燃焼型のシステムは主に脂肪酸(体脂肪)をエネルギー源にします。
利点は、糖質に影響を受けないため、インスリンと血糖値の値が常に安定した水準でキープできます。
また、容量も大きいため、たくさん蓄えることが出来るため、必要な時に必要な分だけ取り出して使うことが出来ます。
そして、399万年もの間、慣れ親しんで使ってきたシステムのため、身体も臓器もいきいき活動できます。
欠点としては、脂肪酸をエネルギーに変換するためには、少し複雑な工程が必要なため、糖質のエネルギーに比べると取り出しづらいという点になります。
現代の食生活では、主に糖質からエネルギーを摂取しています。また、お腹が空けばいつでも糖質を摂取できる環境にあるため、脂質のエネルギーを使う必要が無く、余った糖質が体脂肪として蓄えられても、使う機会がないため、体脂肪は増えていく一方になってしまいます。
また、糖質は身体にさまざまな悪影響をもたらしますし、糖質は摂れば摂るほど「また次の糖質が欲しい」といった中毒性が強くある麻薬のようなものです。
これについては今後、詳しくお話していきます。
このブログでは、現代の人々が主に使う糖質燃焼型の身体から、人類が400万年の歴史の中で慣れ親しんで使ってきた脂質燃焼型のシステムへ移行するためのお話をしていこうと思います。
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