【倉敷腰痛センター】人間にとって大切な脂質
こんにちは。倉敷腰痛センターの福田です。
今回は、人間にとって非常に大切なアブラのお話です。
アブラと聞くと、「身体に良くない」とか、「太る原因になる」など…
あまりいいイメージを持たれていない方もまだまだ多いのではないかと思います。
【人間のエネルギー消費】でもお伝えしていますが、アブラ=脂質は人間の身体にとって非常に大切なエネルギー源になります。
一概にアブラといっても、何でもかんでも摂取すればいいというわけではありませんが…
なかには、マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸といった、悪魔のようなアブラもあるので、摂取するアブラの種類などは気をつけた方がよいでしょう。
詳しいことは、今後お話していきます。
アブラは人間が活動するためのエネルギー源になるのと同時に、身体を構成する材料としても非常に重要です。
人間の身体には約60兆個の細胞があります。そして、その細胞を包んでいる膜、細胞膜は脂質で出来ています。また、脳は重さの約60%が脂質で占められるという、まさに脂肪の塊のような臓器です。
もし、これらのアブラが粗悪なもので構成されていたらどうでしょう…
日常の食生活で、どんなアブラを摂取するかは病気をせずに元気に生きていくうえでも、お子さまの成長においても大切なことです。
アブラは含まれる脂肪酸によって大きく2種類に分けられます。
飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸です。
飽和脂肪酸は常温では固形のアブラで、バターやラードなど主に動物性のアブラが該当します。不飽和脂肪酸は常温で液体のアブラで、ごま油やオリーブオイルなどの植物性油脂はこれに該当します。
アブラは、炭素と水素、酸素が鎖のようにつながってできています。これらの原子の結合の強さは、脂肪酸の種類によって異なります。
不飽和脂肪酸は、飽和脂肪酸に比べて原子の結合が弱く、鎖の所々が切れた構造をしています。結合が緩いので、常温で液体になっているのです。結合がゆるい分は酸素と結合しやすいので酸化しやすいということになります。アブラが酸化するということは、劣化するということです。
このように飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の違いは、原子結合の強さの違いで、結合のゆるい不飽和脂肪酸のほうが不安定で、他の原子と反応しやすく酸化しやすいということになります。
今後は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の細かいお話もさせて頂きますね。
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